あなたの答え探しに寄り添う
心のもつれを紐解く
死別カウンセラー 石本 裕水香(ゆみか)です。
私は旅行が大好きです。
時々、無性に旅行に行きたくなります。
生活に疲れた時、旅は最高の気分転換になります。その土地ならではの風景、食べ物、習慣など発見があり、視野が広がりますね。私は好奇心が強いので見知らぬ土地に行くと非常にワクワクします。これまで何ケ国訪れたかは数えられません。カリブの小さい島国を合わせると20ケ国は訪れたような気がします。
夫は旅行があまり好きではないので、夫が留守番をして私が旅行することが多いです。自分勝手な奥さんと思われるかもしれませんが、お互いの自由を尊重し束縛しないのが我が家の夫婦円満のルールとなっています。
息子が小さい時からグランドキャニオン、ハワイ、サンフランシスコ、メキシコ、フロリダ、カナダ、カリブの島々、中国、ヨーロッパの国々を巡りました。息子を旅行好きに仕立てあげて一緒に世界中を旅したいと思っていました。
息子が亡くなり、悲しみとショックで一時、旅行に行く元気を失いましたが、3年前から旅行に出かけるようになりました。
今回は3泊4日の日程でドバイに行ってきました。
成田からエミレーツ航空に乗って11時間、初めて訪れるアラブです。空港からホテルに向かう道中、近代的でおしゃれな高層ビルをたくさん見ました。世界一高い展望台、ブルジュ・ハリファが際立って見えました。
ドバイは建設ラッシュです。建築中のビルがたくさんありました。景気が非常に良いのがわかります。ドバイは投資と観光を積極的に推進しており、ヨーロッパ、アジア、インド、アフリカの主要都市からアクセスが良いので世界中から人が集まってくるようです。
金曜日の朝ですが、道路はガラガラでした。パキスタン人のタクシーの運転手によると、ドバイは金曜、土曜日が週末で、一般市民は朝寝坊を楽しんでいるそうです。
「アブラ」という船に乗り、スパイス市場を周りました。ドバイの人は本当に色々なスパイスを使うのですね。
午後は砂漠のツアーです。砂漠を走るため、トヨタのランドクルーザーに乗りかえました。ドバイの近代的な高層ビル群が並ぶ街を車で30分ほど離れると、砂漠地帯です。
面白いと思ったのは、砂漠に入る前の休憩所で、運転手が車のタイヤの空気を少し抜いてタイヤをたわませたことでした。砂の上を走る時にタイヤの空気が一杯に入っていると砂漠の上を滑ってしまうので、適度にタイヤをたわませて対策をしていました。
見渡す限り、広大な砂漠です。昔、映画のアラビアのローレンスで見たような砂漠の風景です。
私たちを乗せたランドクルーザーは広い砂漠を縦横無尽に走りまわりました。車が小高い砂丘から一気に下に駆け降りる時、まるでジェットコスタ―に乗っているようなスリルがありました。車が上下左右に揺れるので乗り物酔いする人は怖いかも知れませんね。私はジェットコースターが大好きなのでとても楽しかったです。同乗していたフランス人の若いカップルも大喜びでした。
砂漠はとても美しいです。砂の上には波のような独特な模様が風で描かれていました。
車から降りて砂漠を歩くと、砂の粒はとても細かく、素足でさわるとなめらかですべすべした感触でした。
砂丘から見た砂漠は果てしなく雄大です。
とても美しい風景でした。
今も私の記憶に深く刻まれています。
息子を自死で失い、生きている意味や目的を見失って、つらい時期が何年も続きました。
自責の念で苦しんでいた時、異国のドバイでエキゾチックで広大な砂漠の風景を眺めることができる日がくるとは想像もつきませんでした。
今、あなたはとてもつらいかもしれません。
でも一生、このつらさが続くことはありません。
必ずあなたは回復することができると自分を信じてください。
大切な人の分まで、残りの人生を楽しむ許可をご自分に与えてください。
私はあなたを心から応援しています。
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