ペットロス 猫に学ぶ面倒な人の対処法

あなたの答え探しに寄り添う
心のもつれを紐解く

死別カウンセラー 石本 裕水香(ゆみか)です。

面倒な人の対処法についてご紹介したいと思います。

夕方、愛犬と一緒に近所を散歩するのが私の日課です。我が家の周りには2、3匹の外猫がいます。

散歩中、猫たちと出会うことがあります。犬のボーちゃんは猫を見かけると大喜びです。しっぽを振って、全力で猫を追っかけようとします。

猫たちは素早く逃げていきます。猫たちの逃げ足の早いこと。電光石火です!

あっという間に猫たちは近くの自動販売機の陰や駐車場に置いてある車の下に隠れてしまいます。猫たちに取り残されたボーちゃんは仕方なく別の方向を向いて散歩を続けます。                                    

毎度のことながら、猫の必殺「逃げるが勝ち」戦法に関心しています。時間もエネルギーも消費せずにしっかり自分の身を守っています。

ペットロスで落ち込んでいる時に周囲の人からの言葉はけしてありがたい言葉ばかりではありません。

「えっ!何でこんな失礼なこと言うわけ?」

と思わずのけぞってしまう言葉が多いです。

例えば、親しい人からこんな言葉をかけられたことはありませんか?

「がんばって!」

「そんなに泣いていたら、ペットが成仏できないよ。」

相手との関係性やその場の雰囲気などによっても、受け取り方は違うのですが、不愉快な気分になることの方が多いです。

相手に悪気があるわけではなく、励まそうとしているのでしょうが、大切なペットを亡くして悲しみに暮れている時には受け入れがたい言葉です。

後から思い出すと腹が立ったり、言い返せなかった自分が嫌になったり。。。

相手の発言を真に受けとって、消耗するのは不本意です。聞きたくないコメントやアドバイスは受け取る必要はないと思います。

猫の「逃げるが勝ち」戦法で対応しましょう。

まず、第三者から聞きたくないコメントが始まったら、即座にその場を離れる準備開始です。ただし、気をつけることは、猫のように無言で立ち去ると後でやっかいなので、「挨拶」を返します。

例えば、

「ありがとう。」

「そう、そんな考え方もあるのですね。」

「私を応援してくれているのですね?」

この場合の「ありがとう」は「お礼」ではなく、あくまでも「挨拶」です。「おはよう」というぐらいの気持ちです。

次に、こんな言葉をつぶやきながら、迅速にその場を去りましょう。

「そろそろ知人から電話が入りそうなので、失礼します。」

「急用を思い出しました。」

「頭痛がして。」

真っ向勝負で相手に反撃するとあなたの時間もエネルギーも消費してしまいます。すでに悲しみで消耗しているので、戦わずして自分の身を守ることを選んでくださいね。

今日は猫から学んだ面倒な人の対処法をご紹介しました。

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