ペットロスから回復するためには 死別カウンセラー

あなたの答え探しに寄り添う
心のもつれを紐解く
死別カウンセラー 石本 裕水香(ゆみか)です。

 

ペットは生活上の伴侶、伴侶動物として扱われるほど、愛情や絆が強まっています。

 

ペットを失った悲しみはペットロスと呼ばれ、心身の症状、不眠、無気力、虚脱感などを引き起こすことが知られています。

 

「ペットロス症候群」という言葉もよく耳にするようになりました。

ペットの死がうつ病発症の契機になりかねないケースです。

 

ペットは私たちの大切な家族です。

どの子にも大切なストーリーがあります。

 

あなたとペットの出会いはどこでしたか?

ペットショップ?

それもと道端だったでしょうか?

 

つぶらな瞳であなたを見上げて

あなたに出会えた喜びを

全身で表現していたかもしれませんね。

 

家に連れて来た時、どんな様子でしたか?

新しい環境に戸惑っていませんでしたか?

 

出かける時は見送ってくれましたか?

帰宅すると、玄関まで迎えに来てくれたり

床にひっくり返って「大好き!」のパフォーマンスを

してくれましたね。

 

愛くるしい仕草や

純粋な瞳に癒されていませんでしたか。

いつもそばにいてくれました。

 

私と猫の思い出です。

 

私が実家に住んでいた時、白猫を飼っていました。

白猫なので、名前は「シロ」でした。

仕事で深夜に帰宅すると

家族は寝静まっていたのですが、

玄関マットの上にちょこんと座って

シロは出迎えてくれていました。

 

シロを抱っこすると

温かい気持ちになりました。

 

仕事のストレスで心が折れそうになっていた時

職場での人間関係で悩んでいた時

孤独を感じた時

無邪気なシロにどれほど救われたことかわかりません。

 

何の打算もなく

嬉しそうにすり寄ってきて

無条件になついてくれました。

 

シロの思い出その2です。

 

子猫の頃から寝る前に

毛布の端を前足で「もみもみ」するしぐさをしていました。

子猫だった頃、母乳の出を良くするしぐさの名残りで

「ウールサッキング」と呼ばれています。

年を取ってもシロはノドを鳴らして

「ウールサッキング」をしながら、寝ていました。

お母さん猫を思い出していたのでしょう。

可愛いかったです。

 

15歳になったシロは徐々に体力が衰えてきました。

 

シロとのお別れの日は突然に来ました。

集中豪雨が降り、雷が鳴った日でした。

 

雷が怖かったシロは

駐車場に止めてあった車の下にずっと隠れていました。

 

高齢で雨に濡れた状態で

長時間、車の下にうずくまっていたため

体力を消耗してしまいました。

 

夕方、ふらふらになってシロは家に戻ってきました。

夜ご飯を食べることができませんでした。

 

体温が下がって身体が冷たくなっていました。

お風呂場でシロを洗っていた時

亡くなってしまいました。

 

今もその日を忘れることができません。

 

涙が止まりませんでした。

 

ペットを失った悲しみは

まるで拷問にかけられているような苦しみです。

 

なぜ、ペットを失った悲しみはこれほど強いのでしょう。

 

原因を考えてみますと

飼い主がペットの死に責任を強く感じているからかもしれません。

 

ペットの命は飼い主の手にゆだねられています。

 

口のきけないペットは

調子が悪いから病院に連れて行って

とは言えません。

 

世話をする。

食事を与える。

病気の予防治療をする。

 

ペットが幸せに暮らせるかどうかは

飼い主にかかっています。

 

早く病気に気がついていればよかった。

食べ物に気をつけてあげればよかった。

早く病院に連れていけばよかった。

 

もっと長生きしたかもしれないのに。。。

 

ペットに対して責任があると思っているので

亡くなった時につらいのです。

 

仮にきちんとお世話をしたとしても

出来ることは全てやりつくしたとしても

罪悪感は消えません。

 

愛していたからこそ、大切な子だったからこその苦しみです。

 

さらにつらいのは、不慮の事故で亡くなってしまった場合や行方不明になってしまったケースです。

 

ふびんさがつのります。

 

死は不条理です。

 

つらい原因の二つ目の理由としては

 

ペットの死で悩んでいることを周囲の人はあまり理解してくれません。

 

まだ、ペットのことで悩んでいるの?

ペットのことでそんなに悩むなんて。

 

ペットを失った悲しみは軽く受け取られがちです。

 

周りの人の言葉に傷つくのが嫌で

心を閉ざして、悲しみを感じなかったことにしてしまうかもしれません。

 

死別の悲嘆の回復のステップとして、これはおすすめできません。

 

きちんと悲しみに向き合い

気持ちを表現することによって回復の道に進むことができるのです。

 

悲しみを表現できる方法として

お別れの会をすることをおすすめします。

 

儀式は残された人にとって大切な喪の作業です。

ペットちゃんのお気に入りの写真を額に飾りましょう。

 

大好きだったおもちゃや食べ物を備えてもいいですね。

 

お別れと感謝の言葉をしっかり伝えましょう。

 

幸せだった。

大好きだよ。

助けてあげられなくてごめんね。

 

最後はこんな言葉でしめくくりましょう。

 

ありがとう。

また会おうね。

 

ぜひお別れの会をやってみてくださいね。

 

伝えたかった言葉や気持ちを表現することは

心の整理につながります。

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