あなたの答え探しに寄り添う
心のもつれを紐解く
死別カウンセラー 石本 裕水香(ゆみか)です。
大切な人を失った後、あなたの心は傷を負っています。
健康に生活していくためには、死別の悲嘆(グリーフ)について正しい知識を持つことが必要です。グリーフについてご説明したいと思います。
英語のグリーフ(Grief)の日本語訳は「悲嘆」です。家族、恋人、友人、可愛がっていたペットなどを喪失した時に起こる深い悲しみを意味します。悲しみは避けて通ることはできません。
例えば、
一人だけ取り残されてしまったような孤独感、
理不尽に思う怒り、
助けることができなかった罪悪感など心が乱れます。
これまでに経験したことのない強いショックや深い悲しみに向き合うことになります。
不安定な精神状態から夜眠れなくなった。
食欲がなくなった。
生活に張り合いを感じられなくなるということもたびたび起こります。
人間関係も煩わしく社会との疎外感から人に会うのもおっくうになってきます。
自分ではどうすることもできない感情の波に心身ともに消耗してしまうこともあるのではないでしょうか。
心に留めておいていただきたいのは、大切な人を失い嘆き、悲しむことは正常であり、自然であることです。また、悲嘆には過程があり、始まりと終わりがあります。悲しみは徐々に和らいでいきます。
悲嘆の感情や反応を正面から向き合うことはとてもつらいことですが、悲しみをごまかしたり、否定していると乗り越えることは難しくなります。
心の痛みを取り除いていくためには、勇気をもって自分の悲しみを理解し、向き合う必要があります。
一人で悲しみを背負うのはとてもつらいので、カウンセリングを受けることも選択肢の一つとして考えてください。カウンセリングを受けることは心の苦しみをやわらげる一歩となります。短い期間でも専門家の助けがあると毎日のストレスが軽減されることがあります。
大切な人を亡くした喪失体験は単なる喪失だけではなく、そこから学び、再生していく機会があります。人生観の転換になることも忘れないでくださいね。
あなたを心から応援しています。
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